こんにちはMATSUです。
身近なところに、思わぬ危険って
存在していますよね。
今回取り上げるのは、11月20日の
世界仰天ニュースでも取り上げられる
カナダで起こった衝撃事件。
カナダで暮らす愛犬家の女性、
クリスティーンカロンさんが
愛犬に噛まれ、その後、その傷口を
他の愛犬に舐められて、感染症に。
そして左腕と両足を切断する事態に
なってしまいました。
今回はその原因の菌や症状
そして日本でも起こるのかなど
調べてみたいと思います。
カナダのクリスティーンカロンが犬に噛まれて舐められて感染症に?
2013年7月23日、
カナダの首都オタワの
クリスティーンカロンさん(当時49歳)
という女性が犬に噛まれて感染症にかかり、
左腕と両足を切断する手術を
受けたことを現地紙が報じました。
クリスティーンカロンさんは愛犬家で、
犬を何匹も飼っていたのですが
飼い犬のシーズーと遊んでいた際に
犬が誤ってカロンさんのくるぶしに
擦り傷を負わせてしまったそうなのです。
そこに、飼っていた他の犬が寄ってきて
カロンさんの傷口を舐めたといいます。
カロンさんも、大したことはないと
思っていたそうですが、
数日後突然、高熱と吐き気に襲われ
病院に行くとその場で倒れ昏睡状態に
なってしまったのです。
さらに指先は壊疽(えそ)を引き起こし、
倒れた6週間後、目覚めたカロンさんですが
壊疽が広がったため片腕と両足を
切断せざるを得ない事態に
なってしまいました。
犬といえば、日本でも人気の動物で
飼っている人も多いと思います。
犬にかまれた際には、
必ず病院には行くと思いますが、
傷口を舐められていただけで
行くかと聞かれると、そこは
関心がない、気にもとめていない点でした。
ではどんな菌が原因だったのでしょうか。
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感染症の原因や症状は?
カナダのクリスティーン・カロンさんが
罹った感染症の原因となった細菌は
「カプノサイトファーガ・カニモルサス」
聞いたことないですね。
この細菌はイヌやネコの口腔内に
存在する細菌みたいですが
人に感染することは、まれとのこと。
ちなみに口腔内にいる細菌は
- カプノサイトファーガ・カニモルサス
- カプノサイトファーガ・カニス
- カプノサイトファーガ・サイノデグミ
と3種類あります。
カナダの公衆衛生局によると
1976年以降に世界で報告された
人間への感染は200例だそうです。
世界で見ても、1年に5人ほどの感染
ということで確かに稀ですね。
感染の経路は主に、咬まれたり
ひっ掻かれたりすることからで、
傷口を舐められて感染は
少ない事例みたいですね。
厚生労働省によると前駆症状として、
発熱、倦怠感、腹痛、吐き気、頭痛
などがあるそうです。
カプノサイトファーガ感染症の予防法は?日本でもある?
飼っているペットの犬や猫から
感染したという報告もある
カプノサイトファーガ感染症。
その予防法ですが、やはり
良い距離間で接することですね。
噛まれたり、ひっかかれない様に。
カプノサイトファーガは犬と猫の
口の中に常にいる細菌のため、
菌を除去するということはできません。
なので、もし傷口が出来た場合は
しっかりと石鹸と水で洗って
病院に行きましょう。
また傷口があるときは舐められない様に
注意することも大切ですね。
厚生労働省によれば日本でも
1993年から2017年までに
93例の確認がされているとのこと。
健康な体であろうが
持病持ちの身体であろうが
同じように感染するので、
慢心せずに病院に行きましょうね。
犬に舐められて感染症 まとめ
今回は、世界仰天ニュースでも
取り上げられる犬に舐められて
感染症にかかったカナダ人女性の
事件についてでした。
カロンさんは、義足をつけて
リハビリをおこなったりしています。
普通に恐ろしい病気ですよね。
最悪の場合、亡くなるケースもありますので
近くに犬や猫がいる人は注意が必要です。