2016年6月4日のクロスロードに
相模屋食料社長の鳥越淳司(とりごえじゅんじ)さんが出演します。
鳥越さんは成熟業界であるとされていた豆腐業界に
新しい風を巻き起こす敏腕社長です。
そんな鳥越さんの経歴やプロフィール、
常識を覆した知恵を調べてみました。
目次
鳥越淳司のプロフィール
名前:鳥越淳司(とりごえじゅんじ)
生年月日:1973年9月15日(2016年6月 42歳)
出身地:京都府
血液型:A型
職業:相模屋食料 社長
相模屋食料は
資本金8000万円、売上高178億円、従業員数295名の企業で
国内販売シェア日本一の豆腐メーカーです。
焼いておいしい絹厚揚げ、ザクとうふ、一人鍋シリーズなど
受賞歴のある商品を数々製造している会社です。
今までの豆腐の常識を破る豆腐を作る
唯一と言っていい企業でもあります。
そんな相模原食料の社長が鳥越さんなのです^^
鳥越淳司の経歴
高校生の時、広い世界を知りたくなり
東京にある早稲田大学商学部に進学しました。
1996年 早稲田大学商学部卒業後 雪印乳業入社
雪印乳業は食品業界で上位の企業です。
そこに入社できるってスゴイですよね。
私はメーカーへの就職は難しいと勝手ながら思っています。
しかし雪印で営業職をやっているときの2000年に
『雪印集団食中毒事件』が起きてしまったんですね。
認定者数14,780人の、戦後最大の集団食中毒事件で
被害者の症状は比較的軽いものであったのですが
入院した被害者の方もいたそうです。
当時鳥越さんは毎日、被害者の方のお宅を訪ね
土下座することを繰り返していたそうです。
この事件がきっかけで
雪印に勤めていることを誇りに思っていた鳥越さんは初めて
『自分が誇っていいことなど、元々なかったんだ』
『人から与えられた立場や役職を誇ってはいけない』
と気づいたそうです。
2002年 雪印乳業退社後 相模屋食料入社
入社後は、まず現場を知るために
朝、暗いうちから工場に入って、豆腐を寄せ
豆乳の温度、豆腐のすくい方などを研究したそうです。
そして2005年、豆腐業界の常識を覆す提案をしました。
(下記参照)
2007年 代表取締役 就任
豆腐業界の革新や奥様のお父様が相模屋の社長という
理由もあってか入社5年で代表取締役に就任しています。
そして代表になってからもザクとうふなど
様々なアイデア商品を生み出しています。
相模屋入社は奥さんがきっかけ?
雪印時代、群馬の支店で働いていた時
『フレッセイ』というスーパーの社長と仲良くなったそうです。
その社長の下には多くの食品メーカーが
営業をかけていたと思われるのですが、
鳥越さんは雪印の売上を伸ばそうというより
スーパーがどうすれば盛り上がるかを考え、営業をしていたそうです。
その結果、他の食品メーカーよりも仲良くなれたそうです。
自分が儲かるためだけに営業をかけてくるよりかは
親身になって施策を提案し営業をかけてくれる方が
ビジネスパートナーとしては選ばれますよね^^
そして、その社長さんの紹介で奥さんと知り合ったそうです。
そして奥さんが理由で相模屋に入社したのですが
雪印を辞めた時、なぜ豆腐業界に入ったかというと
2002年の入社当時、
- 奥さんのお父様が相模屋食料の社長だったということと
- 牛乳と豆腐どちらも白だから
という適当な理由だそうです笑
運命ですよね。
おそらく鳥越さんが相模屋で働いていなかったら
相模屋の成長はなかったと思いますし、
現、相模屋食料会長のお父様も喜んでいることでしょう^^
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相模屋食料の売上が伸びた理由
相模原食料の売上が伸びたのは
もともと豆腐の味がよかったことはもちろんのこと
ロボットを用いた経営革新によるところが大きいです。
なんでも豆腐というものは
冷やさずに熱いまま食べた方が美味しいようで、
鳥越さんは、なぜ熱いままパックしないのかということを
疑問に感じたそうです。
今までは豆腐をパックすることは人の手で行っていました。
そして豆腐が高温の状態では人の手では出来ないので
冷ましてからパックするというのも常識でした。
どうしても熱い豆腐のままパックしたかった鳥越さんは
パックに豆腐を入れるのではなく
豆腐にパックをかぶせるという発想の転換で
高温の豆腐は触らず、機械にはパックを持たせ、
自動封入する仕組みを作り上げたのです。
これにより、従来の豆腐より美味しく
お客様に提供できるようになり、
売上が6年で4倍にも増えたそうです。
今まであった豆腐業界の常識を覆す
柔軟な発想を提案したことが
相模原食料の売上増加の一番の理由なのです。
まとめ
今回、クロスロードに
相模屋食料社長の鳥越淳司さんが出演するということで
調べてみましたが、勉強になりました。
私が感じたことは、
鳥越さんは常に消費者目線が先にあるということ。
利益云々は後回しにして、どういった商品がお客様のためか
ということをまず考えているなと感じました。
これから全国の皆さんに食べてもらえるように
展開していくそうなので、ぜひ活躍してもらいたいです。