こんにちはMATSUです。
皆さんは、視覚障がい者ランナーと
ともに世界の大舞台で戦う
伴走者という職業をご存知でしょうか?
伴走者は目の見えない方の
補助をしながら走り、
ランナーは伴走者を信じて走る。
二人の呼吸を合わせて走ることは
かなり大変かと思いますよね。
12月2日放送の初耳学で、そんな
伴走者の日野未奈子が出演します。
今回は日野未奈子について
一体どんな方なのか調べてみました。
そもそも伴走者とは何?
そもそも伴走者とは何か、ですが
伴走者とは視覚障害のある
マラソンランナーさんのそばについて
一緒に走る人を指します。
その役割は、ランナーの目となり、
走路や給水所の位置を知らせ
安全に走れるように補助すること。
伴走者とランナーは、
ロープが輪になった1本のひも「絆」を
持って一緒に走ります。
以前、マラソンを見ていたとき
体調不良なのか、ペースメーカーの人が
所定の距離まで到達せずに、
走るのを辞めてしまったのを
見たことがあるのですが、
伴走者はそれが許されませんよね。
なので体調管理から、怪我、走力など
万全の準備が必要なのです。
また競技中だけではなく、
選手の移動や着替え、トイレなど
日常的なことのサポートも
大切な役目となっています。
男性の方が走力があるといった理由から
女性の伴走者は現状少なく、
女性ランナーの日常的なサポートが
あまり出来ないという問題があるみたい。
なので日野未奈子さんのような
女性の伴走者は女性ランナーにとって
とても助かる存在で、
需要がとても高いそうですよ。
結構、大変な職業といいますか
大変な役割ですよね。その分、
孤独じゃないマラソンは
走り終わったときの達成感も
ひとしおなのかもしれませんが。
日野未奈子の経歴・wikiプロフィールは?
出典:http://www.ritsumei.ac.jp/news/detail/?id=326
- 名前:日野未奈子(ひのみなこ)
- 生年月日:1995年9月8日
- 年齢:23歳(201812月)
- 出身:愛媛県伊予市
- 学歴:済美高等学校
立命館大学産業社会学部卒
立命館大学院社会学研究科 博士前期課程 - 職業:視覚障がい者マラソン伴走者
愛媛県出身、現在23歳の
日野未奈子さんは、2016年21歳の時、
リオデジャネイロ・パラリンピックで
初めて正式種目となった
女子の視覚障がい者マラソンに、
日本代表の近藤寛子選手さんの
伴走者として出場しました。
結果は5位入賞。
東京五輪ではメダルを目指し、
現在も練習を重ねています。
伴走者ということで日野未奈子も
もちろん陸上競技選手で、
中学生の時から本格的に陸上を始め
済美高校時代は主将も務めており、
中学・高校と駅伝や中距離種目で
全国大会にも出場しています。
高校卒業後は、憧れでもあった
立命館大学に進学し陸上部に入部。
大学在学時に伴走者となり、
リオ五輪に出場をしました。
日野未奈子の中学・高校・大学での陸上記録(成績)は?
中学時代から駅伝など全国大会に
出場していた日野未奈子さんの
陸上の成績を紹介します。
港南中学校に在籍していた日野さんは
2010年の第48回四国中学校
総合体育大会陸上競技に出場し
女子1500mで3位に入賞。
記録タイムは、4分49秒79
また2011年の15歳の時に
第29回全国都道府県対抗女子駅伝
の愛媛代表にも選出されています。
済美高校時代は全国高校総体に
3年連続出場する活躍をしていますが
全国の大会では予選敗退が多いです。
ただ常人からするとインターハイに
3年連続で出場している事自体が凄い。
また済美高校3年生の時は主将を務め
2013年、全国高校駅伝競走大会で
2区を走っています。
しかしチームは58チーム中57位と惨敗。
大学に進学してからも、
膝の故障などでタイムは
伸び悩んでいたみたいです。
【種目別】女子1500m決勝 結果
1位 日野 未奈子選手(立命館)4′40″04
2位 小瀬 いつき選手(大阪体育)4′40″33
3位 高倉 佐和選手(武庫川女)4′40″43— 関西学生陸上競技連盟 (@inficaak) October 21, 2015
関西学生陸上では1500mで優勝
したりもしていますが
高校時代、ある大会で4分41秒を
出している情報があったので
タイム的に見るとたしかに。
しかし、近藤寛子選手の
伴走者を務めるようになってから、
近藤選手の「走ることは生きがい」という
笑顔でスポーツに取り組む姿を見て、
日野さんもマイナス思考の性格から
何事にも前向きになれるようになった。と
結果、自らの競技記録も伸びて
3000mで自己ベストを更新したそうですよ。
日野未奈子が伴走者になったきっかけは?
ではなぜ日野未奈子さんは
伴走者になったのか、そのきっかけは
なんだったのでしょうか。
調べてみると、日野さんは
立命館大学では産業社会学部に在籍し
学習の中で元々、障害者支援に
興味を持っていたみたいです。
障害者にスポーツを教えるための
講習に通い、実習を受け
「障がい者スポーツ指導員」の
資格も取得していました。
またその実習の中で、
競技を楽しむ参加者の笑顔が心に残り、
将来は障害者スポーツの普及に
携わりたくなったそうです。
一方で、立命館大学男子陸上部の
コーチのもとには、パラ強化選手に
指定された近藤寛子さんが
練習パートナーの確保に苦労している
という話を聞いていました。
コーチは日野さんの活動を知っていたため
「伴走者としてリオを目指してみないか」
と誘われたみたいです。
日野さん自身、こんなに早く
願いが叶うとは思わなかったと
当時は思ったそうですよ。
相思相愛といいますか、
タイミングなどがぴったりです。
出典:http://www.ritsumei.ac.jp/sports-culture/sports/topics/detail/?id=68
練習後には伴走ノートをとり
今では6冊にも及んでいるという話。
二人で息を合わせて走るのは
想像以上に大変なことですが
色々と工夫し、リオでは
5位入賞という結果を出せました。
日野未奈子(伴走者) まとめ
今回は伴走者の日野未奈子さん
について調べてみましたが、
ランナーは伴走者がいなくなってしまうと
走れなくなってしまいますから
一人でのマラソン競技と違い、
責任感やプレッシャーが相当でしょうね。
日野さんは現在も大学院に通っていて、
視覚障害者ランナーの伴走者に関する
研究を行っています。
また2020年の東京パラ五輪にも
出場を目指しており
1500mなどが得意な井内菜津美の
サポートをしています。
是非ともオリンピックで
その姿を見たいですね!