12月11日放送の情熱大陸は
【松田一希/テングザルなぜ鼻が長い?若き研究者の新たな挑戦を追う!】
ということで
霊長類学者の松田一希(まつだいっき)さんが出演します。
テングザルに惹かれ、11年間調査生活を続ける松田さんの
経歴や学歴、結婚や子供
そして松田さんが発見したテングザルの生態について
調べていきたいと思います^^
松田一希のプロフィールや経歴
名前:松田一希(まつだいっき)
生年:1978年
出身地:静岡県
学歴:同志社大学工学研究科 修士課程
北海道大学大学院地球環境学科研究科 博士課程
所属:中部大学創発学術院 准教授
京都大学野生動物研究センター 特任准教授
松田さんは
同志社大学工学研究科修士課程で
クモザルの生態・社会に関する研究
北海道大学大学院地球環境科学研究科博士課程で
テングザルの研究を行い
そこからテングザル研究家として活動を始めました。
その後は京都大学霊長類研究所や日本学術振興会を経て、
現在は、中部大学創発学術院准教授
京都大学野生動物研究センター特任准教授を兼任しています。
経歴を見るとかなり凄い研究者であることがわかります。
日本の霊長類学は、今も昔も京都大学が圧倒的に強いらしく
そこに籍をおいていますし、
松田さんの文献は多くの論文で引用されたりしているそうです。
しかし大学は工学部で入学していることから
実は、霊長類学者になろうとして
同志社大学に入学したわけではないのです!
ではなぜテングザルの研究者になったのでしょうか?
なぜテングザルの研究者に?
松田さんは現在では霊長類学者として
テングザルの研究をされていますが、
同志社大学学士時代は生き物とは無縁で
セラミックスの研究を行っていたそうです。
そして、なぜそんなことが起きたのか不思議なのですが
偶然他の研究室のクモザル調査に同行したそうです。
その際、動植物の謎めいた生態に魅了され
そこから霊長類の研究を始めたそうです^^
人生本当に何があるかわかりませんね笑
そして南米のコロンビアでクモザルを研究していたのですが
研究途中に現地の治安が悪くなり、継続不可能になってしまったそう。
そこで「あまり研究されていない」という理由で
テングザルを研究することを決意。
北海道大学在学中には
13カ月、3500時間超のテングザルの観察を行うほど
ストイックな研究者になりました。。。笑
テングザルが寝ている時以外を観察していたそうですよ~
このことからフィールドの鬼とも呼ばれています。
その結果、当時確立されていなかった
テングザルのメスの個体識別法を確立し
テングザル研究者の第一人者となったわけです^^
松田一希は結婚はしてるの?子供は?
13か月3500時間も調査を行う研究者
ある意味クレイジーな松田さんは結婚しているのか?
これだけ研究に時間をかけているのだから
結婚してないだろう!と思ったのですが
なんと2010年に結婚されていました!
そして驚くことに
先ほど書いた13か月3500時間の調査に同行していたそうです。
その時は普通に彼氏彼女という関係性だったにもかかわらず
ついてきて、研究を手伝ってくれたそうです。
日本に帰国後も、仕事をしながら研究の手伝いをしてくれて
松田さんからしたら本当に頭の上がらない存在
となっています。
彼氏の研究に同行し手伝うなんて
普通に考えたらあり得ませんよね!
長期で調査に行くこともありますし
本当に理解のある奥さんであります。
また2013年に子供も生まれています。
今は3歳とかですかね?
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松田一希が発見したテングザルの生態は?
テングザル研究の第一人者として知られる松田さんですが、
どんな生態を発見したのでしょうか?
・テングザルの食性
従来は単調な食生活を送っているとされていたが
188種類もの植物を食べていることが判明。
内訳は若葉が66%、果実が26%、花が8%
・テングザルの一日の行動
採食に費やしていたのは19.5%、
休息していたのが76.4%
移動は3.5%!
移動距離が長くなく基本的には川近辺で過ごす。
・反芻行動をする
反芻行動とは
一度胃に入れたものを吐き戻してもう一度咀嚼することをいい
霊長類では初という事例
まだまだ他にも松田さんが発見したものはありますが
これらはすべて、長期間にわたりデータをとった結果です。
素晴らしいとしか言いようがありませんね。
データを取っているときって
このデータが使えるのかわからないので、かなり不安だったと思います。
今現在、ボルネオ島で行っている実験は
「テングザルの鼻が巨大な理由は何なのか?」
この素朴な疑問について松田さんは挑戦しています!
まとめ
いかがでしたか?
今回は霊長類学者でテングザルの研究を行っている
松田一希さんについて調べてみました^^
研究者の人って人とは違う、変わったところがありますよね!
番組では
普段、見ることのできない調査生活の様子が見れると思いますが
フィールドの鬼の調査風景、とても楽しみです。